ブランディングや商品・サービスの認知度向上を目的に、YouTubeチャンネルを運用する企業は年々増えてきています。
一方で、競合が増えたこともあり、ユーザーのニーズに合った正しいやり方でチャンネルを運用しなければ、大きな効果を期待することはできなくなりました。
そこで本記事では、企業がYouTubeチャンネルを運用する際に知っておくべきポイントや注意点を詳しく解説します。
これからYouTubeチャンネルを開設しようと思っている方には必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
YouTubeは世界最大の動画共有サービス
YouTubeはGoogle社が提供する世界最大の動画共有サービスです。新型コロナウイルスの影響や5Gの普及に伴い、YouTubeの需要は近年ますます拡大してきています。
無料動画サービスの認知度と利用率
(https://www.moba-ken.jp/project/movie/mov20200115.html)より引用
モバイル研究所が2019年1月から2月に行った調査では、YouTubeの認知率は「92.4%」、利用率が「65.4%」という結果になっています。
中でも、利用率においては他の動画共有サービスと比較しても圧倒的に高い数値を誇っており、多くのユーザーが利用していることが分かります。
このような背景もあり、最近ではブランディングや商品・サービスの認知度向上を目的に、YouTubeチャンネルを運用する企業が増えてきているのです。
企業がYouTubeチャンネルを運用する3つのメリット
では企業がYouTubeチャンネルを運用するメリットは何なのでしょうか。ここでは3つの視点で解説します。
分かりやすい表現が可能
動画であれば、文字やイラストだけでは伝わりにくい情報を分かりやすく伝えることが可能です。
また臨場感を演出することができ、説得力も増すため、ユーザーの共感を得やすいという特徴があります。
ユーザーに親近感を持ってもらうことができるでしょう。
自社サイトへ誘導が可能
YouTubeでは、動画を観て興味を持ってくれたユーザーに対して、自社サイトやランディングページへ誘導することが可能です。
チャンネルが大きくなればWeb広告が不要になるほどの効果が期待できるかもしれません。コストパフォーマンスはかなり高いと言えます。
拡散される可能性がある
YouTube動画が魅力的なものであれば、SNS等で拡散される可能性があります。そうなると、短時間で多くのユーザーに企業のことを知ってもらうことができるでしょう。
企業イメージの向上につながります。場合によってはマイナスなイメージを与える可能性があるため注意も必要です。
企業がYouTubeチャンネルを運用するときの3つのポイント
企業がYouTubeチャンネルを運用するにあたって、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
ここでは3つのポイントについて解説します。
① チャンネルのコンセプトを明確にする
YouTubeチャンネルは、企業のブランドイメージに関わってきます。
どのようなコンセプトで動画を配信したいかを決め、コンセプトに沿ったコンテンツを制作していきましょう。
コンセプトが明確に定まっていなければ、YouTubeチャンネルの動画やテイストに一貫性を持たせることはできません。
チャンネルを開設する際に、最も重要な部分といっても過言ではないため、長い時間をかけて、しっかりと決めていきましょう。
② ユーザーのニーズに合った情報を発信する
当然ではありますが、発信したいと思う情報をただ発信するのではなく、ユーザーのニーズに合った情報を発信することが大切です。
ユーザーが求めている情報を徹底的に分析したうえで情報を発信しましょう。エンタメ要素を入れると、ユーザーから好感を得やすくなります。
③ KPIを設定する
YouTubeでは様々な定量指標を測ることができます。
下記のような指標をもとに「KPI」を設定し、コンテンツを改善していくことが大切です。
● 視聴回数
● 再生時間
● 表示回数
● クリック率
● チャンネル登録者数
● YouTube Premiumの登録者数
● 視聴者維持率
中でも「視聴者維持率」はユーザーに動画がどれぐらい視聴されているかを知るための重要な指標です。
視聴回数が多くても、視聴者維持率が低ければ、魅力的な動画とは言えません。
視聴者維持率を高めるためには、動画始めの15秒間を意識することが必要です。
企業がYouTubeチャンネルを開設するときの注意点
ここでは企業がYouTubeチャンネルを開設するときの注意点を2つご紹介します。
一般ユーザーと企業用のアカウントに違いはない
YouTubeの視聴者から見れば、一般ユーザーのアカウントも企業用のアカウントも一つのアカウントにしかすぎません。
そのため、一般ユーザーの中に埋もれてしまうことがないよう、「ブランドアカウント名」を企業名にするなど、視聴者に企業のチャンネルであることを示してあげることが大切です。
否定コメントの対処法を決めておく
不特定多数の視聴者が訪れるYouTubeでは、意図しない批判にさらされることがあります。事実とは異なったコメントが投稿され、信用を失うというケースも少なくありません。
扱い方を間違えた場合、企業は大きな痛手を被ることになります。開設前に否定コメントの対処法を決めておくことは重要です。
まとめ
本記事では、企業がYouTubeチャンネルを運用する際に知っておくべきポイントや注意点を解説しました。
分かりやすい表現ができ、多くのユーザーに情報を伝えることができる「YouTube」は今やビジネスには欠かせないツールとして浸透してきています。
一方で、ポイントを押さえてチャンネルを運用しなければ、企業の信用を失う可能性もあります。今回ご紹介した内容を参考に、正しいやり方でYouTubeチャンネルを運用していきましょう。
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◆【YouTube】ブランドアカウントとデフォルトアカウントの違い:https://arms-inc.online/youtube/youtubechannel-accounttype/
◆企業プロモーションでのYouTube活用(toB.to C):https://arms-inc.online/youtube/corporatepromotion-youtube/