動画制作時にも使えるトンマナとは?重要性と設定方法をご紹介!

2月 16, 2021 | 映像制作

 

 

商品やサービスが持つ世界観を的確にユーザーに伝えるためには、トンマナを統一させることが大切です。一方で、Webサイトや動画を制作する際にトンマナを意識している人はそれほど多くはありません。

そこで本記事では、トンマナの重要性や設定方法について詳しく解説します。
トンマナは企業のブランド力を高めるうえで重要な役割を担っているので、これを機に正しく理解しましょう。

 

 

 

トンマナとは?

 

トンマナとは、「トーン(Tone)= 調子」「マナー(Manner)= 方法・流儀」の略称で、表現に一貫性を持たせるために使われる言葉です。
広告や出版業界でよく使われていた言葉ですが、現在ではWebサイトや動画制作でも日常的に使われています。
トンマナの対象は、カラーやデザイン・レイアウト・文末表現・文字数など様々です。

 

 

トンマナの重要性

 

トンマナはWebサイトや動画・広告を制作するうえで重要な役割を担っています。トンマナの重要性について、ここでは2つの視点で解説します。

 

ユーザーが理解しやすい

 

表記や表現が統一されることで、ユーザーは違和感を覚えることなくサイトや動画を見ることができます。
逆にトンマナが統一されていない場合、コンテンツ内にある複数の記事や動画を見た際に、メディアに対する印象にバラつきが生じる可能性があるでしょう。
ユーザーに意図していない印象を与えることになるため、トンマナを設定することはとても大切なことなのです。

 

イメージを共有できる

 

Webサイトや動画を制作する際、複数人が携わることもあるでしょう。そのとき、トンマナが設定されていなければ、一人ひとりが思い浮かべている「完成図」にズレが生じてしまいます。
結果として、統一性のない商品やサービスが完成したり、またコストや時間が大幅にかかることになります。このように、トンマナは全体のイメージを共有するうえで、重要な役割を担っているのです。

 

 

トンマナの設定方法

 

ここからは「トンマナ」の設定方法について解説します。企業の目的に沿って決めていきましょう。

 

ターゲットや目的を明確にする

 

トンマナを設定するにあたり、ターゲットや目的を明確にすることが最も重要です。
「誰に向けて・何のために・どのように伝えたいのか」「この商品やサービスを通してどうなってほしいのか」など、コンセプトを具体的に決めていきます。
コンセプトが決まらない場合は、同業他社のサイトや動画を参考にしてみましょう。

 

キーワードを決める

 

ユーザーに対して効果的に情報を伝えるためには「キーワード」を決めることが大切です。ターゲットや目的に基づき、具体的で分かりやすい言葉・表現に変換しましょう。

この際、似たような意味の言葉を羅列しないことが重要です。例えば、「ダイエット器具」をPRする際、「料金」「価格」「値段」という言葉や「使い方」「やり方」「方法」などの言葉が羅列していると、魅力が伝わりにくくなってしまいます。

イメージに合った言葉を選定し、統一させることが大切です。

 

コンセプトに沿って制作する

 

コンセプトやキーワードに基づき、「色」「フォント」「言葉遣い」「文字数」など、トンマナを決めていきましょう。
一人で行うとイメージが偏ってしまうことがあるため、複数人で意見を出し合いながら行うのが良いです。

 

 

トンマナを設定する際に知っておきたいポイント

 

ここでは、トンマナを設定する際に知っておきたいポイントを5つご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。

 

① 色

 

色は、サイトや動画の中でも最も重要といえるトンマナです。色は企業のイメージに直結するため、慎重に選ぶ必要があります。
ただし、色を使いすぎるとコンテンツの内容が分かりづらくなってしまうため、3色程度に抑えるのが基本です。

 

② 文末表現

 

コンテンツ内の文末表現は全て統一させることが大切です。「です・ます調」「だ・である調」のどちらかに統一しましょう。

 

③ 表記

 

表記はあらかじめ決めておきましょう。

「おすすめ」「オススメ」・「コンピューター」「コンピュータ」・「ねこ」「ネコ」「猫」など、制作する人によって異なる表記が使われる可能性があるものに関しては、最初から統一しておくことが大切です。

また、記号や英数字(半角・全角)に関しても統一しておいた方が良いでしょう。

 

④ フォント・文字数

 

コンテンツ内に統一感を持たせるために、フォントや文字数を固定しましょう。
フォントの種類やサイズ・内容量がコンテンツごとに異なると、ユーザーは離脱しやすくなります。
フォントの種類で何を選べば良いのか分からないという方は下記の3点のいずれかにしましょう。

● ゴシック体
● 明朝体
● 欧文フォント

 

⑤ NG表現

 

Googleの規約に禁止されている表現や誇張表現・ターゲットを傷つける攻撃的な表現を使ってはいけません。
企業に対する悪いイメージを持たれるだけではなく、炎上やメディア封鎖などの事態を引き起こす可能性があります。

 

 

まとめ

 

本記事では、トンマナの重要性や設定方法について解説しました。トンマナは企業のブランド力を高めるうえで重要な役割を担っています。

企業が狙ったユーザーに、分かりやすい情報を提供することができるよう、コンセプトに沿って「トンマナ」を設定することが大切です。

 

 


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