動画は「静止画の5,000倍」と言われるほど情報量が多く、記事コンテンツにおいても動画を埋め込むサイトが増えてきました。
今回はSEOの観点から、Webページに動画を活用するメリットと、SEO対策に動画を活用するときの3つのポイントを紹介します。
なお、動画を活用したSEO対策は「VSEO(Video Search Engine Optimization)」とも呼ばれ、この言葉には「Googleの検索結果」と「YouTube内の検索結果」のふたつの意味が含まれます。
ここではおもに「Googleの検索結果」におけるVSEOについて解説します。
Webページに動画を活用するメリット
冒頭でも述べたとおり動画は静止画に比べて圧倒的な情報量を持ち、テキストだけでは伝わりにくい内容もスムーズに伝えられます。それだけで動画を活用するメリットは大きいでしょう。さらに記事コンテンツに動画を埋め込むことで、動画自体をGoogleの検索結果に表示させることが可能です。
たとえばGoogleで「SEO対策」と検索した場合、検索結果画面の上にある「動画」タブをクリックするとSEO対策に関連した動画が一覧で表示されます。
ここにはYouTubeなどの動画配信プラットフォーム上で公開されている動画だけでなく、記事内に動画が埋め込まれているWebページも検索結果に表示されています。
これにより、Googleで動画を検索するユーザーを、動画プラットフォームを経由せずに直接自社サイトに呼び込める可能性が高まり、結果的に見込み客を増やすことにつながるでしょう。
SEO対策に動画を活用するときの3つのポイント
記事に埋め込んだ動画を検索結果に表示させるには、Googleが定めるガイドラインに準拠していなければなりません。
Google Search Consoleの「動画のベストプラクティス」をもとに、動画が検索結果に表示される最小要件について確認していきましょう。
参考:Search Consoleヘルプ|動画のベストプラクティス(https://support.google.com/webmasters/answer/156442?hl=ja)
適切なHTMLタグの記述
Googleクローラーがその動画を見つけられるように、適切なHTMLタグの記述を行ってください。
動画がページ上で認識されるには、<video>、<embed>、<object>などのHTMLタグで記述されている必要があります。
ページの読み込みに複雑なユーザー操作や特定の条件が必要となる場合、動画が検出されない可能性があるので注意しましょう。
なお、ページに埋め込まれた動画は通常のクロールでも検出されますが、動画のサイトマップを送信することでより検出されやすくなります。
高画質なサムネイル画像の設定
動画の高画質なサムネイル画像を設定することも要件のひとつです。推奨される画像の形式・サイズは以下のとおりです。
・推奨形式:JPG、PNG
・サイズ:160×90~1,920×1,080ピクセル
サムネイル画像を有効にするには、以下の複数の方法があります。
・<video>タグを使用する場合はposter属性を指定
・動画サイトマップを利用する場合は<video:thumbnail_loc>を指定
・構造化データを利用する場合はVideoObject.thumbnailUrlを指定
ページ内容にマッチした動画を設置
動画を埋め込む際は、そのページ内容に即したものでなければいけません。
SEO対策について説明しているページであれば、設置する動画はSEO対策に関連したもののみにしましょう。
ページのテーマと関連性の低い動画を掲載した場合、動画が検索結果に表示されないだけでなく、そのページ自体の質を下げることにもつながってしまいます。
まとめ
SEO対策にも動画を積極的に活用し、自社サイトをさらに利便性の高いものにしていきましょう。
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